公園デビューと絵本

娘は1歳くらいになっても相変わらず夜泣きはするし、昼寝もしてくれないので生活リズムをつけてほしいこともあり、公園デビューをしようと決めました。近所の公園をいくつか回って同じ年代の子供がいる公園を探していた時に10組以上の親子が集まる公園を見つけました。

私はほぼ毎日、午前中に娘を連れて公園に行きました。娘は片時も私から離れず私と一緒に遊びたがるのでよそのお母さんたちのようにほかのママ友とおしゃべりをしたくても全くできず、私の気分転換にはあまりなりませんでした。ほかの子供たちは幼いながらも母親から離れて遊ぶことができているのでうらやましく思いました。娘は自宅にいても一人遊びができませんでした。

公園デビュー後、昼寝をたまにするようになったものの、1時間も眠ることはあまりありませんでした。しかも公園から帰ってすぐに昼食を食べられる状態にしていないとヒステリーをおこし、おさまりがつかなくなるので公園に行く前に昼食を作り、お皿に盛りつけていなければいけませんでした。

娘がヒステリーを起こすのは疲れた、おなかがすいた、眠いといった理由からだったように思います。これは子供たちが大きくなってからもそうでしたが気持ちのコントロールが難しい特徴を持っているのでこういったストレスがかかると不機嫌になりやすく暴れる、暴言を吐くといった問題行動の引き金になっていました。そのため、「楽しかったね」と1日を終われるはずが親子喧嘩、姉弟喧嘩で毎回、悲惨な結果になっていました。

身体的ストレスが問題行動につながると気づくまで少し時間がかかりました。気づいてからも疲れさせたり、興奮させすぎないようにお出かけやイベントのスケジュール調整や時間配分を考えましたがもともと光や音に過敏だったこともあり、興奮しやすくうまくいくことがありませんでした。

自宅で遊んであげる時も興奮させすぎないように注意する必要がありました。興奮してしまうとさらに寝つきが悪くなり眠いのに眠れないことで不機嫌になり大変なことになってしまいます。

話を戻しますが公園デビューの目的の生活リズムをつけるという目的は私がタイムスケジュールのように行動していたので何とかなりましたが最大の目的の睡眠に関してはあまり解決しませんでした。すべてに関して少しでもタイミングを間違えると娘が泣き喚くので私は毎日、心身ともに疲弊していました。

そんな状態でしたが公園で知り合ったママ友さんが自宅を開放して絵本の読み聞かせや絵本の貸し出しをすることを始めると聞きました。

私自身が絵本が好きだったので子供が生まれたらたくさん本を読んであげようと思い自宅には100冊くらいの絵本がありました。本を読むことでいろいろなことを学ぶこともできるし、大人が読ませたいような古典文学などを子供が好まなくても笑える本、雑学、ファンタジーなどいろいろなジャンルがあるので読書が趣味になれば人生がとても楽しくなると思ったからです。

そんな思いがあったので私も立ち上げのメンバーに入ることにしました。
娘が3年保育で幼稚園に入園するまでの間、絵本の会で年齢の近い子供たちの中で過ごしました。気性の激しい娘でしたが周りの方が優しい人たちだったので良い経験をさせてもらえましたし、私も良い内容の絵本をたくさん知ることができました。

毎日、トラブルがあるので気持ちの余裕はありませんでしたが寝る前の絵本の読み聞かせは子供たちが小学校高学年になるまで続け、絵本から児童書の読み聞かせへと内容は変わっていきました。時にはイライラしたり怒りながら読み聞かせをしていたので(本を読んでとせがまれて仕方なく…という日もありました)情操教育になっていたかはわかりませんが二人の子供は読書好きになりました。

子供が幼い時からイライラして怒鳴り散らすこともありましたが絵本が子供と私をつないでくれたと思っています。

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