家事援助ヘルパー

息子が小学校1年生の時に子供たちが父親が欲しいと何度も言っていたことや二人の手がかかる子供を一人で育てるのがとても大変だと思ったことと、元夫がしつこく子供たちの面会を交渉してくることに疲れて、お見合いをしてあっという間に再婚をしました。

そんな再婚がうまくいくはずもなく、悪い人ではなかったのですが、子供たちがあまりにも言うことを聞かないので再婚相手の夫が子供に対して、怒鳴ることもあり、発達障害の理解を得ることもできなかったので、再婚生活は一年持たずにまた離婚をしました。

東京都は、離婚したばかりの母子家庭を支えるための家事支援のヘルパー制度があります。(16年程前のことで、現在もこの制度があるのかはし確認をしていません)私は、不登校気味の二人の子供を連れて行っても大丈夫な配達の仕事やポスティングの仕事をしていました。

常に子供が一緒で、家では姉弟喧嘩で暴れて、私の言うことも聞かず、親子三人だけの世界もよくないのではと思い、ヘルパーさんをお願いすることにしました。

案の定、他人に対して、拒絶反応を示した二人は、家事を手伝いに来てくれているヘルパーさんを侵入者とみなして、暴言を吐きました。私は、「お世話になっている方に対してそんな言葉を言うものではない」と何度か叱りました。

ヘルパーさんは年配の方で、とても落ち着いていたので、そんな子供たちの態度には、反応せずにおやつや夕食の準備をする中で、自然と関係性を築いていってくれました。家族以外の人と関われない子供たちにとって、とても良い経験になりました。

本来ならば、ヘルパーさんは家事支援の目的で申請しますが、私は子供たちに少しでも人間関係を経験させたいという思惑がありました。その気持ちからの申請でしたが、実際に家事支援をしてもらうことで、仕事と育児に疲れている私にも余裕が生まれてとても助かりました。

子育て、仕事、家事、すべてを一人で抱え込まずに頼れる制度があれば、お願いをするということをここでも覚えました。

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